2024.02.29 余さんへ
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お手紙をいただきました
https://note.com/yo_04/n/nec17cb2fb36a?sub_rt=share_b
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余さんへ
はじめまして、藤井佯と申します。余さんは「よ」さん、で良いのでしょうか。勝手にそう読んでいます。お返事に間があいてしまいすみません。体調を崩したり、伊豆大島を旅行したりしておりました。いまは、明後日（2/27当時）から始まる戯曲のキャンプに向けて課題の戯曲執筆を行っていたのですが、筆が進まず、一旦諦めて脇へ置いたところです。
故郷喪失アンソロジーについては、いま自分に必要な取り組みかもしれないと思って始めたところがあるので、そう言っていただけると嬉しいです。
さて、ここからは日付が飛んで2月29日です。いま、空港のラウンジ内でこれを書いています。
二通りのふるさと、面白いですね。おそらく余さんのイメージとは異なると思いますが、円環、螺旋状のような、を思い浮かべました。FFⅨは未履修で申し訳ないです。あと、メギド72は5章を終えたところで止まっています。おそらく6章からがすごいんですよね（5章までも面白かったですが）。ソシャゲがどうも体に合わず、メギドはこれでもかなりやれてるほうだと思います。『遠い情景』という言葉も未出ですが、いわんとすることはわかります。
ふるさと、と言えばRTしたのですでにご覧になったかもしれませんが、ロバート秋山がポケモンセンターのBGMにあてた歌詞が非常に良かったので共有しておきます。
ロバート秋山は天才だと思っています。奇しくも、彼とは同郷が同じでして、彼が彼の故郷を少しでも考えながらこの歌をつくったのかと思うと感慨深いです。しばらく忘れられそうにありません。
鳥は、そうですね。飛べるからなんでしょうね。以前、毒親持ち当事者の読書会に行った際に、ある人から、私が鳥を書くのは一貫して飛び立つ、逃げる、鳥かごから解放されるというイメージが、毒親から逃げるという祈りとなって根を張っているからだ、というような旨を指摘されて、そうじゃなければいいなと思いました。私も何も鳥に背負わせたくありません。鳥を鳥のまま書くということができるようになったらいいなと思っています。鳥は人間とは別の時間を生きているので良いですね。それがたまに交わったり交わらなかったり。
胎界主をお読みとのことで、素晴らしいですね……。なんて素晴らしいんだろう。凡蔵稀男のぬいぐるみを作ってらして、わかるなあと思いました。そして、制作時間が本当に短いですね。ぬいぐるみづくりに慣れたらそのように早くなるのでしょうか。私も去年その発作に襲われて、凡蔵稀男のぬいぐるみを製作しました。ぬいぐるみづくり自体が初めてだったので、5日くらいはかかった記憶があります。いま無責任飛行のあたりでしょうか。良いですね。
胎界主のファンの中では圧倒的に第二部が人気であるような手触りがあるのですが、私は第一部が好きです。余さんもおそらくこのあと何周か読み返すことになると思いますが、今でも読むたびに違う発見があり（これは本当に）末恐ろしい漫画だと思います。
これから、名古屋へ行き、戯曲のキャンプを受けてきます。
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/001208.html
四日間13時〜20時（最終日は11時〜20時）と、えらくボリューミーかつ講師も豪華なわりに、U35は1500円で受けられるというわけのわからない連続講義です。戯曲は書いたことがないですし、小説でもセリフには苦手意識があるので事前課題をつくるのも難儀しました（結局書きかけで送りました）。何かしら吸収できればいいなと思います。
私が余さんを知ったのは、鳩造りの工程を読んで鳩のぬいぐるみを作ってくださったあたりだったと思うのですが、まさかそのあと胎界主も読まれ、文通をすることになるとは思いませんでした。これからよろしくお願いします。
短くなってしまいましたが、搭乗時間が迫っているのでこのあたりで切り上げようと思います。キャンプ中は拘束時間が長いとはいえ、午前中は空いているのでお手紙もすぐ返せるかと思います。それではまた。
藤井佯
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https://note.com/yo_04/n/nd1af6987758d?sub_rt=share_pb
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