2023.5.13 余さんへ
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お手紙をいただきました
https://note.com/yo_04/n/ne37c6810abc8
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余さんへ
いつの間にかお手紙をいただいて二週間経っていてびっくりしました。おかげさまで故郷喪失アンソロジーも発送し終わり、少し落ち着いたところです。
ゴールデンウィークは宇都宮に遊びに行きました。大谷資料館という石採掘の跡地をまるまる展示した空間があるのですが、そこが非常に良く、住みたかったです。地下はひんやりとして涼しくて日光が弱まって最高です。最近はもう暑いので家ではクーラーをつけ、冷えピタを貼っています。冷えピタは必需品です。
この二週間で、故郷喪失アンソロジーのクラウドファンディングが終わり、入稿し、発送し…と多くのタスクを片づけていたことに改めて気がつきました。ひと休みできるのが理想ですが、休むのが下手で、空いた時間ができると何かしなきゃとそわそわしてしまいます。故郷喪失アンソロジーのエゴサをしていたら、「原稿を集めて届くまでが速すぎて異常」みたいなこと書かれていて、そうかこれは異常なのか、と自覚した次第です。確かにちょっと落ち着かないです。既に軽いミス(自分のエッセイなのでダメージが小さいです)と更に軽いミス(フォントサイズをミスっている箇所があります)を見つけたのですが、致命的なものはまだ見つかっていないのでいまのところはほっとしています。しかし今後何か見つかる可能性はあるので……やはり落ち着きません。書店さまへも順調に納品が進んでいるようで、こちらも落ち着きません。書店での出会いというものはあると思うので、故郷喪失アンソロジーを知らない人に故郷喪失アンソロジーがどう映るのか、どきどきします。
余さんからいただいていたお題で書くのが楽しみです。くまちゃん可愛いですもんね。作品に登場させるときの名前は「くま」でいいですか? それとも何か名付けられた名前があるのでしょうか。川魚というのもまた良いです。年内には(欲を言えば夏ごろには)書きたいなと思っています。
短編集を出してみたいなという気持ちが少し芽生えています。鳥奇想短編集ですね。いまは、公募に落ちたものなどはすぐこのブログに公開しているのですが、少し作品の公開を控えておいて、短編集として出すのもありなのではと考え始めました。というのも、いま「幻想と怪奇ショートショートコンテスト」の一次選考に作品が残っているのですが、次の二次で落とされる気がしており、しかし700編のうちの33編に選ばれたのだから良い作品であることに変わりはないよな、なんか落ちたらそのままブログに公開するんじゃなくて、もっと欲をかいてもいいのでは? という気持ちになってきたからです。もうそうすると視野が狭まってしまって、装画はどうするんだとかそういうことしか考えられなくなっちゃって、Twitter上をスクロールしていたら最高の鳥の絵を見つけて、気づいたらメールで画家に連絡をとっていました。完全に多動と衝動が出ています。絵を買えるか、装画にできるかを聞いたのですが、結果として装画はだめでした。しかし気に入った絵なので買うしかないということになってしまい、お金もないのに絵を購入してしまいました。↓の絵です。
鳥の神話の絵です。自室に飾って、書くたびにこの絵を眺めようと思います。そう、短編集の話でした。KDP(Kindle)がいいかなと考えています。紙の本でも出したい気持ちはあるのですが、なんとなく迷っています。なぜ紙の本で出すことにいま抵抗を感じているのか自分でもわからず、戸惑っています。きっと、これまで出したことのある本がアンソロジーばかりだったので、たった一人の本を出すことに少し怖さを感じているのかもしれません。しかしまあ、これは一年後とかそのレベルの先の話になりそうですが。なんといってもまだ、載せたいと思える作品が2作品しかなく(そのうちの1作は、星々短編小説コンテストで選ばれたもので、星々という雑誌に掲載されてから一年は別媒体に載せることができませんので、実質1作品です)、残りはこれから書かなければいけません。それに、長編も書きたいし、今年か来年には賞に送るつもりです。長編書けたためしがなくとても苦しいのですが、なんとか楽しみながら、短編も長編もやっていけたらいいなと思います。
最近は、三宅隆太『スクリプトドクターの脚本教室』の初級篇・中級篇を一気読みしました。脚本術の本って、アメリカで書かれたものが多い(やはりハリウッド)のですが、日本人が書いたからなのか、この人がすごいのか、今まで読んだなかで一番参考になる脚本術の本でした。私はキャラクターがつくれないという弱点を自覚しているので、これをヒントになんとか人物を描くということができるようになればいいなと思います。あとは、劇光仮面5巻を読んで劇しい光に包まれたり、SF作家はこう考えるを読んで、くそ〜公募通りたいぜ〜などとぼやいていました。
小笠原鳥類『吉岡実を読め!』も途中まで読みました。小笠原鳥類の文章なんてなんぼあってもいいですからね。最近本が読めなくなっているのですが、これはあまりにするする読めるので劇物かと思いました。吉岡実の詩も小笠原鳥類の文章も質が良すぎるのでそれらが交互に並べられることでありえない化学反応が起きており、「やっぱ魚だ!鳥だ!」と脳がはしゃいでしまいました。良い本です。
来週末は文フリですね。出店はしないのですが、委託していただくので楽しみです。久々に客として行くなーと思います。なんか、まだ何を買わなきゃいけないかリストアップできていないんですが、大変なことになりそうな予感だけはしています。魅力的な本が多すぎる。客として行くとはいえ、委託のこともあるので最初から最後まで会場にいることになりそうで、体力〜!と思います。椅子がないぶん余計ハードかもしれない……。そういえば、何冊かであればおつかい頼まれますよ。送料はかかってしまいますが……。
暑いので一日のスタートが後ろ倒しになっちゃってます。これからもっと太陽が元気になるのか〜と考えるとウーとなりますが、桃は美味しいですし、スイカも美味しいですし、夏の匂いは嫌いではないし、なんとかやっていきたいですね。
藤井
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