【呼ばれたい】同人誌のお誘いお待ちしております
表題の通りです。
簡単に自己紹介をします。藤井佯(ふじい・よう)です。鳥の神話を伝えます。小説を書いています。
普段は公募に投稿していて、これまでの受賞歴は以下の通りです。
第2回カモガワ奇想短編グランプリ優秀賞「幽玄の惑星」
書評家・翻訳家・精神科医の鯨井久志さんが主催する小説コンテストです。「奇想」をテーマにした8000字以内の短編小説を対象とした賞で、第1回では「とり、の、しんわ、を、つたえ、ます」で最終候補に、第2回にて「幽玄の惑星」を優秀賞に選んでいただきました。「幽玄の惑星」は佐渡島の朱鷺たちが世阿弥の霊から能を教えてもらい舞い踊るという話で、個人的にもかなり気に入っています。
第3回星々短編小説コンテスト佳作「砂に刻まれるものたちへ」
小説家のほしおさなえさん率いる星々事務局主催の小説コンテストです。「地図」をテーマにした小説を対象とした賞で、1万字部門に応募し、佳作をいただきました。マパピスクと呼ばれる小さな鳥たちが砂上につくりあげた巨大な地図、その研究者の物語をひもときました。文芸誌『星々vol.5』にてお読みいただけます。『星々vol.6』には受賞第一作も載せていただきました。
そのほか、幻想と怪奇ショート・ショートコンテストでは2回連続一次選考通過、第16回創元SF短編賞一次選考通過、などの戦績があります。今後は、純文学の公募や創元SF短編賞、第3回幻想と怪奇ショート・ショートコンテストなどに取り組む予定です。
↓これまでに発表した作品を一ヶ所にまとめています。ご参考になさってください。
鳥の神話とはなにか
私にもまだはっきりとは掴めておらず、それを探るために小説を書いているところがあります。最近「鳥の神話だなあ」と思ったのは、コンクラーベが実施されている教会の上にカモメの赤ちゃんがいたことで人々が煙突付近に注目していたまさにそのさなか、新教皇決定を知らせる白煙が上がったことでしょうか。このように、鳥の神話はいたるところに出現します。私が「鳥の神話を書かなきゃ!」と思ったのは2021年ごろで、それ以来ずっと鳥の登場する小説を書き続けています。
自主制作誌の紹介
私は小説を書くだけでなく、アンソロジーなど複数の書き手の作品を取りまとめて本にするという活動を続けてきました。
文芸誌『異界觀相』(2021-2022)


藤井佯と伊東黒雲(現・伊藤優作)、デザイナーの亜脩による文芸誌の立ち上げが、私の本づくりの原点にあります。「異界を觀相し、そのあわいに佇むこと。」をテーマに、小説や詩歌、論考、漫画などを取りそろえた文芸誌をvol.2まで刊行しました。このころから、文学フリマに出店するようになりました。
鳩のおとむらい 鳩ほがらかアンソロジー(2023)

次に制作したのが、鳩をテーマにして2000字程度の文芸作品やイラストを集めたアンソロジーです。SNSにて作品募集を呼びかけたところ、77作品が集まりとても分厚い本になりました。残念ながら在庫切れで入手困難なのですが、「鳥の神話」として初めてつくった本になります。
沈んだ名 故郷喪失アンソロジー(2024)

どうしてもつくらなければ、という気持ちに駆られて制作したのが『沈んだ名 故郷喪失アンソロジー』です。こちらは、公募を行い13名の書き手に集まっていただきました。「故郷喪失」とは何か、なぜ今「故郷喪失」を語るのか、をテーマに小説やエッセイ、論考を掲載しました。出版のためのクラウドファンディングを実施し、101名の方から支援を受け無事に刊行されました。このアンソロジーに参加されている書き手は様々な場所で活躍しており、嬉しく思っています。
故郷喪失アンソロジーは文学フリマや通販のほか、多くの独立系書店さまに取り扱っていただき、現在手元に10部程度となりました。ありがとうございます。
https://booth.pm/ja/items/5739978
新層 まったく新しい勉強会成果論文集(2025)

今年に入ってからは論文集をつくりました。阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』を読んで感激し、勉強会をして論文を書くことを思い立ちました。SNSでの呼びかけにて集まった12名の方々と勉強会を実施し、6名の方が締切までに論文の提出に成功しました。5月11日の文学フリマ東京40にて初頒布しましたが、ありがたいことに現地では売切れ、通販でも残り4部となりました。
https://booth.pm/ja/items/6851697
同人誌に誘われたい…
このように、多くの本を出してきて、そのすべてが上手くいったのですが、私にはささやかな夢があります。それが、「同人誌に誘われたい」です。もちろん、今まで誘ってくださったサークルさんもいらっしゃいます。『改行vol.2』は、vol.1を読んでヴァース・ノベルという新しいジャンルに感銘を受けた際に「私もヴァース・ノベル書きたい! やれます!」とツイートしたところ、vol.2に呼んでいただけました。ありがたい……。そのほか、第2回カモガワ奇想短編グランプリの受賞作や、第3回星々短編小説コンテストの受賞作はそれぞれの本に掲載されました。また、2024年秋から反-重力連盟の連盟員となったことで、『圏外通信』に作品を掲載してもいます。
しかし、しかしですよ。私は今まで一度も、こちらからのはたらきかけなしには同人誌に参加したことがないのです。サークル側が作品を募集しており、それに応募して作品が採用されるという経験はあっても、「ほな藤井さんに書いてもらうか」でご依頼をいただいたことが、ない……!
それに、めちゃめちゃ憧れがあるのです。人様のサークルにお呼ばれしたい……!
もしかすると、私が一人で本を出しまくっているから呼ばれづらいところがあるのかもしれません。たしかに誘われないから自分でやるしかない、この本は自分がやらないといつまでもこの世に出ない……! という気持ちに動かされて本を作ってきましたが、そろそろ私も誘われる側に回りたいのです。なぜなら、なんかカッコいいからです!
アピールポイントあげてけ
藤井佯のアピールポイントです。
①メールの返信が速い
②締切破らない
③鳥の神話×○○の汎用性が意外と高い
④鳥の神話以外も書ける
⑤本づくりに理解がある
順番に見ていきましょう。
①メールの返信が速い
メールの返信が速いです。なぜなら依頼が来ないかな〜BOOTH通販の本売れてないかな〜と毎日メールボックスを見ているからです。マジで数時間おきに見てます。なんかあったらすぐ気づきます。途中で音信不通になること、ないです。すごい。
②締切破らない
破りません。一度だけ、引っ越しと締切が被ってしまい、締切を延ばしていただいたことがあったのですが、それも締切の2週間前に交渉のご連絡をしました。基本的に伝えられた締切で作品を書き上げます。
③鳥の神話×○○の汎用性が意外と高い
これ、「藤井さんは鳥の神話を書く人だから……」と思われてるんじゃないかと思うのですが、実際は鳥の神話って予想以上にいろんなことが書けます。ご依頼時にお題やテーマがあったとして、私はまず「それにふさわしい鳥はなんだろう」から考え始めるのですが、もう大体書けます。なんなら鳥アンチアンソロジー、鳥禁止アンソロジーとかじゃなければ全部行けると思います。
④鳥の神話以外も書ける
書けるんです。鳥の神話が書けるのですから、それ以外も当然書けます。
この作品には鳥は出てきません。エッチな小説を読ませてもらいま賞に応募して撃沈した作品ですが、おそらくエロすぎて落選したものと思われます(R-18的な意味ではないです)。
https://inumachi.stores.jp/items/64657e58cd7f16002a921c71
谷脇クリタさん主宰の、「クジラ、コオロギ、人間以外の存在が歌う歌」にまつわるアンソロジーには、「鳥が歌うのは当たり前すぎる」と思い、あえて「石が歌う」作品を寄せました。
反例が2件あれば十分でしょう。藤井は鳥の神話以外も書きます。
⑤本づくりに理解がある
これはおまけ程度のものですが、これまで自分でも本を作ってきたので、同人誌であれば、あらかたどのように作られているかがわかります。だからこそ締切は破らないようにしています。InDesignとIllustratorは表紙や本文をつくれる程度には使えます。ゲラの校正のアルバイトもしているので、誤字脱字などにもわりとちゃんと気づきます。
書かせてください
以上、自己アピールでした。本をつくっている皆さんは、5月の文学フリマ東京が終わって、そろそろ次の本のことを考え始める時期だと思います。そこに、「藤井佯」という選択肢を入れてほしい。どなたか私の「同人誌に呼ばれたい」という夢を叶えてください。連絡先! 連絡先書いておきますんで!
連絡先:yo.fujii.hitohitsuji☆gmail.com(☆を@に)
SNS:@hitohitsuji のIDでX、Fedibird、Bluesky、mixi2にいます
お問い合わせフォームもある! あるんです!
自分、やれます! やらせてください! よろしくお願いします🦜
呼んでね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ありがとうございました。
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