【告知】短編集『見習い鳥卜』ほか【文学フリマ東京41】

2025-11-15News

表題の通りです。

時間のない方はこれだけ覚えて帰ってください。
①文学フリマ東京41の【鳥の神話】ブース(南3・4ホール、け-27〜28)にて藤井佯初の短編集『見習い鳥卜』が買えます。
②同じく文フリの【夜空舎】ブース(南3・4ホール、か-73〜74)にて発売の『鏡/分身 月編』に「ピカ」を載せていただいています。
③同じく文フリの【反-重力連盟】ブース(南3・4ホール、け-25〜26)にて発売の『圏外通信 2025亜』に「光条延べて月を読むこと」を寄せています。

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以下、文学フリマ東京41の概要です。

文学フリマは、作り手が「自らが《文学》と信じるもの」を自らの手で販売する、文学作品展示即売会です。
日時:2025年11月23日(日)12:00〜17:00
場所:東京ビッグサイト・南1〜4ホール
備考:入場にはチケットが必要です。当日券もあるけど前売券の方がお得。
サイト:文学フリマ東京41 – 2025/11/23(日) | 文学フリマ

小説家の藤井佯(ふじい・よう)です。文学フリマ東京41に出店します。この記事では、藤井佯のブース【鳥の神話】にて販売する本の紹介や、その他文学フリマ東京41にてお求めいただける藤井佯の参加している本についての告知を行います。

鳥の神話

まず、文学フリマ東京41【鳥の神話】のwebカタログのリンクを貼ります。
鳥の神話 [文学フリマ東京41・小説|アンソロジー] – 文学フリマWebカタログ+エントリー
藤井佯は【鳥の神話】というブース名で出店します。ブースの場所は、南3・4ホールの「け-27〜28」です。
藤井がブースにいる時間帯は11:00〜11:30、12:00〜14:30、15:00〜17:00です。
11:30〜12:00、14:30〜15:00の間は不在です。その間は、売り子の方にお手伝いしていただきます(引き受けてくださった、箪笥さん、たまのきゅうかさん、ありがとうございます)。

おしながき画像を貼ります。

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藤井佯のブース【鳥の神話】にて取り扱う本や体験について説明します。

短編集『見習い鳥卜』

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一番買ってほしい本です。
藤井佯初の短編集です。「鳥の神話を伝えます」というコンセプトで書き続けてきたここ数年の短編をまとめた一冊です。全13編収録。表題作「見習い鳥卜」は書き下ろしです。

『見習い鳥卜 藤井佯短編集』
著者:藤井佯
装画:熊谷隼人
仕様:A6(文庫本サイズ)・324ページ
価格:1500円
おまけ:もれなく24ページのコピ本「見習い鳥卜 佯々短編集」がついてきます

装画(青い鳥の切り絵のデータをいただき、表紙は藤井がデザインしています)は、熊谷隼人さんに依頼しました。素敵な作品ばかりですので、ぜひホームページを覗いてみてください。熊谷さんの描く「神話」と、私の思い描く「神話」には通底するものがあると思っていて、というか元々熊谷さんの描く作品のファンで、自分の本をつくるならぜひお願いしたいなとかねてより感じていたので、本当に嬉しかったです。

Hayato Kumagai

収録作は下記の通りです。

収録作

・すべて、わすれてきた
 前書き。
・とり、の、しんわ、を、つたえ、ます
 鳥だらけの惑星に調査員として降り立った「わたし」は、鳥たちの合唱の間にだけ存在する知的生命体に遭遇する。第1回カモガワ奇想短編グランプリ最終候補作。
・鳩造りの工程
 宮野誉と小倉闇子の二人は、おかしな部活動をつくっては生徒会に廃止されるという日常を繰り返していた。そんなとき、宮野誉が「鳩が造れることを発見」し、二人は造鳩部を設立することになる。
・砂に刻まれるものたちへ
 とある砂漠には、マパピスクと呼ばれる鳥たちが、巨大なマパ(地図)を描くのだという。マパとマパピスクの研究に生涯を捧げた女性研究者と、彼女を訪ねはるばる地球の裏側からやってきた日本人女性の交流を描く。第3回星々短編小説コンテスト佳作(『星々vol.5』初出)。
・平熱の君
 畠山市立動物園には、かりんというメスのハシビロコウが一羽いた。ところがある日、飼育員がケージを開けるとハシビロコウが二羽に増えていた。語り手は「実はそのハシビロコウは私の姉なのだ」と主張する。
・鳥を握る
 占い師の「先生」と同居する「わたし」は、先生が類感呪術によってニワトリを生け贄に人々の病を治す「副業」をしていることを知る。
・がまぐちぎょろめのグラム・スピナー
  助けてグラム・スピナー!
・ニューギニアのマニア
 フランツ・カフカへの愛を込めて。
・Betta splendens
 ベタ(闘魚)はある日、川へと捨てられた。あるとき川でくまのぬいぐるみと出会ったベタは、かのくまと共に月を目指した。
・サギと映画を
 失業して飲んだくれていた「わたし」はあるとき立ち寄った映画館で、一羽のアオサギが映画を鑑賞するのに出くわす。サギは、「この映画の監督に会わなければならない」とわたしに頼み、わたしは、サギと共に監督のもとまで徒歩旅行をするロードムービーを撮影することになる。
・バベルの暗躍
 物語を聞くと、そのオウムは卵を産んでしまう。卵からは「その物語によってどのような影響が世界に与えられたか」が示される本が生まれるのだという。そんな貴重な性質のために図書館の地下に幽閉されていたオウムの「わたし」はある日脱出を目論んだ。
・幽玄の惑星
 相手の動きを真似ることのできるようになる効能を持つ花によって世阿弥の動きを継いだ朱鷺は、やがて異星からやってきた生命体と共に人類の霊を鎮めるために舞い始める。第2回カモガワ奇想短編グランプリ優秀賞受賞(『カモガワGブックス Vol.5 特集:奇想とは何か?』初出)
・わたしはエミュー
 ある日、全世界から同時多発的にエミューが脱走した。エミューたちの行き着く果てとは。(『異界觀相vol.2』初出)
・見習い鳥卜
 書き下ろし。大学在学中に小説家となった糸原由良は大学構内に秘密の場所を持っていた。ある日そこへカラスの迷い雛がやってくる。由良は「鳥卜ノート」をつけ、カラスの行動から占いを始めたのだったが……。

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書き下ろしの表題作「見習い鳥卜」のチラ見せです。読んでね〜。

「見習い鳥卜 佯々短編集」について

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佯々は、Local-Novel-LLM-Project Ninjaモデルをベースに藤井佯の小説を17万字学習させてファインチューニングした、いわば「藤井佯の文体を学習したローカルLLM」です。『見習い鳥卜 藤井佯短編集』をご購入の皆さまにもれなく、佯々が書いたもう一つの「見習い鳥卜」をお届けします。

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一例です。佯々が「とり、の、しんわ、を、つたえ、ます」を書くとこうなるということです。方法としては、まず私の書いた小説を100字程度に要約し、その要約を見せて「下記の文章を参考に、500字程度で文章を書いてください」と指示して出力させました。そのため、なんとなく本編に登場した人物名が出てきたり、あと普通にバグって「藤井佯」が登場してしまったり、意味不明な造語が出現したりしています。あとプロンプトを勝手に自己生成して続きを書き始めたり自画自賛しはじめたりね。佯々はなかなか可愛げのあるやつです。ぜひこちらもお楽しみいただければ幸いです。

BOOTH

通販でのご購入はこちらから。文学フリマ東京41が近づいたらこちらの在庫は一旦0にする予定です。
見習い鳥卜 藤井佯短編集 – 鳥の神話 – BOOTH

鳥の神話掌編集『てのひらのとり』

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『てのひらのとり 鳥の神話掌編集』
著者:藤井佯
仕様:A6(文庫本サイズ)・40ページ
価格:500円
割引:『見習い鳥卜』とのセット購入で300円引き。合わせて2000円のところ1700円にてお求めになれます。

300字以内の「鳥の神話」を全31編収録した小さな本です。日替わりでお楽しみいただけます。
挿絵も少しだけ収録しています。かわいらしい本です。

【登場する鳥】
タチヨタカ/オニオオハシ/カカポ/アマツバメ/ハト/ニワトリ/アカショウビン/カモメ/オウム/カワセミ/ハシビロコウ/アオアシカツオドリ/アホウドリ/カケス/コマドリ/オオバン/エミュー/セキセイインコ/アヒル/ウズラ/ヨウム/フラミンゴ/カラス/メンフクロウ/コガタペンギン/ブッポウソウ/アカゲラ/ハチドリ/イスカ/ドードー/トキ

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通販でのご購入はこちらから。文学フリマ東京41が近づいたらこちらの在庫は一旦0にする予定です。
てのひらのとり 鳥の神話掌編集 – 鳥の神話 – BOOTH

『沈んだ名 故郷喪失アンソロジー』

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『沈んだ名 故郷喪失アンソロジー』
編集:藤井佯
仕様:A6(文庫本サイズ)・258ページ
価格:1500円
備考:残部僅少

2024年に刊行した、藤井佯が編集をつとめたアンソロジーです。「故郷喪失」をテーマに書かれた全13編の小説・エッセイと、それらをふまえて書き下ろされた論考1編を収録したアンソロジーです。
「故郷喪失」とは一体何なのか、なぜいま「故郷喪失」を語るのかという問いに真摯に取り組んだ選りすぐりの作品が揃っています。制作にあたってクラウドファンディングを活用し、支援総額358,800円(目標達成率119%)を達成し、101名から支援を受けた話題作です。300部近く刷っていたのが、私の手元にはもう残り10冊程度になりました。増刷の予定はありません。お早めにお求めください。

収録作

・いとー「あらかじめ決められた喪失者たちへ」
・城輪アズサ「ロードサイド・クロスリアリティの消失」
・闇雲ねね「これはあくまで私の話
・オザワシナコ「採集作業」
・江古田煩人「帰郷の旅路」
・伊島糸雨「塵巛声」
・万庭苔子「回転草(タンブルウィード)」
・藤井佯「安全で安心な場所」
・湊乃はと「遺愛」
・灰都とおり「絶対思想破壊ミーム小夜渦ちゃん」
・神木書房「祝杯」
・犬山昇「壊れていくバッハ」
・玄川透「富士の雅称」

BOOTH

通販でのご購入はこちらから。文学フリマ東京41が近づいたらこちらの在庫は一旦0にする予定です。
沈んだ名 故郷喪失アンソロジー – 鳥の神話 – BOOTH

委託『カモガワGブックス Vol.5 特集:奇想とは何か?』

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こちらはカモガワ編集室さんからの委託販売になります。10部程度なので、お早めに。

『カモガワGブックス Vol.5 特集:奇想とは何か?』
編集:カモガワ編集室
装画:つばな
装丁:南々蛸
仕様:A5判・188ページ
価格:1500円
備考:藤井が第2回カモガワ奇想短編グランプリの優秀賞を受賞した「幽玄の惑星」が載っています

「奇想」とは何か? あまねくジャンルの中に見出されるストレンジな発想の源にあるのは、いったい何なのか? その実態に、文学(SF、ホラー、ミステリ、ラテンアメリカ文学)や漫画、ゲームなど各種のメディアでの奇想作品のレビューや創作、翻訳や論考など、さまざまな角度から迫る一冊。
「第2回カモガワ奇想短編グランプリ」受賞作も掲載。

BOOTH

現在、在庫切れですがBOOTHに詳しい説明があるのでリンクを貼っておきます。
カモガワGブックスVol.5 特集:奇想とは何か? – カモガワ編集室 – BOOTH

佯々体験会

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前述した通り、佯々は「藤井佯の文体を学習したローカルLLM」です。
【鳥の神話】ブースにて、佯々を使って実際に小説を生成させる体験会を開催します。
今のところ、100円で3回生成できるということにしようかなと思っています。
上図のように、簡単にプロンプトを入力して、詳細度(文章の長さです。長めがおすすめ)を設定して「執筆」ボタンを押すだけ。しばらく待っていると、佯々が小説を生成してくれます。
詳しくは当日ブースにてお伝えしますがいくつかコツがあり、コツを掴んでいただければ佯々を楽しむことができると思います。
100円で3回生成の根拠は、なんか有料にしておいたほうが良さそうだなという直感と、3回で大体5〜10分程度だと思うので体験としてちょうどいいかな、というあれです。
当日、藤井私用のPCを持参し、ブースにて直接キーボードでプロンプトを入力してもらう(あるいは私が代理で入力する)という方法でやろうと思っているので、藤井がブースにいないときは開催しません。
具体的には、11:30〜12:00と14:30〜15:00の間は藤井がブース不在となる(売り子をお願いしており買い物自体は可能)のでこの時間帯は体験会は実施しません。
あと、モバイルバッテリー(PCも充電できるデカいやつ)を持っていきますが、不測の事態などによってPCが使えなくなった場合も体験会は中止とします。なるべくX(@torinoshinwa)にて実施状況をお伝えするようにはします。誰も来なかったら寂しいので体験しに来てください。

「浮揚の練習」ポストカード

売ります。1枚100円。「浮揚の練習」というのは俳句の連作です。あまりにも良いものができてしまったのでポストカードにしました。

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ぜひ【鳥の神話】ブースへ

来てください。待ってまーす。
このポスターが目印です。

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そのほか文フリで買えるもの

藤井佯の新作を掲載してくださっている媒体が2件あり、告知します。

【夜空舎】(南3・4ホール、か-73〜74)

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夜空舎さんは、小説家・ほしおさなえさん率いる文芸創作コミュニティ「hoshiboshi」の本を販売するブースです。
このたび、星々創作スタジオに参加し、そこで「鏡/分身」をテーマに1〜2万字の小説を書いていきました。
『鏡/分身 月編』はその成果の集成となります(2分冊で太陽編と月編があり、私の作品は「月編」に載っています)。

『短編アンソロジー 鏡/分身 月編』
仕様:B6サイズ・274ページ
価格:1500円
装画:はれ
装丁:mikamikamii
執筆者:藤井佯、冬至ハク、長尾たぐい、雨琴、早海なこ、四葩ナヲコ、星蔦藍、yoshi

「ピカ」という小説を掲載していただいています。1万6千字程度。
済州島を舞台にした、カササギの登場する小説です。レズビアンのカップル、妊娠中の女性、済州島四・三事件を経験した女性が登場します。トップバッターに据えていただき恐縮です。ぜひお手にとっていただければと思います。

Webカタログ

夜空舎 [文学フリマ東京41・小説|短編・掌編・ショートショート] – 文学フリマWebカタログ+エントリー

【反-重力連盟】(南3・4ホール、け-25〜26)

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反-重力連盟は「いつか重力によって奪われたものを取り戻す、そのための暗躍。」を標榜する文芸サークルです。SFアンソロジー『圏外通信』を刊行しています。私も連盟員の一人です。

『圏外通信 2025亜』
仕様:A5サイズ・84ページ
価格:1000円
装幀:otaku can change the world
執筆者:xcloche、佐久間真作、藤井佯、巨大健造、庭幸千

藤井は今回、俳句の連作を寄せています。
「光条延べて月を読むこと」というタイトルです。あまり多くは語らないことにします。ぜひ読んでみてください。

春来ずと人は言へども桜花匂ひおこせよ風吹かずとも

Webカタログ

反-重力連盟 [文学フリマ東京41・小説|アンソロジー] – 文学フリマWebカタログ+エントリー

文学フリマ東京41に行こう!

行こう行こう!
あと、見習い鳥卜や、他媒体に掲載の各作品について詳細が気になった方は、podcastでけっこうガッツリ喋っているので聴いてみてください。100分あるけど。100分て。
それでは、よろしくお願いします。ありがとうございました。