藤井佯の自己紹介
簡単な自己紹介はこのサイトのトップにもありますが、そろそろ必要かなと思ったので。
小説家の藤井佯です。鳥の神話を伝えます。1997年生まれの蟹座です。
何を書いているか
鳥の神話を書いています。鳥の神話についてひとことで語るのは難しく、むしろひとことでは言えないので「鳥の神話」を書き続けていると言ってよいでしょう。強いて言えば、「人間以外の物語」に強く関心があります。世の中には人間の物語が多すぎる、そうは思いませんか?
また、藤井はASD当事者でもあり、ASDのための物語にも興味があります。ASDといってもひと括りにはできないので私に書けるものを書くという方針にはなりますが、これまで見落とされてきた、人間「以外」の物語を書くことを意識して創作に取り組んでいます。
書いているジャンルとしては、SF、幻想、ファンタジーなどが近いと思います。
いまは主に、鳥の登場する作品を多く書いています。今まで書いた作品に登場する鳥一覧です。
・ミヤマオウム(ケア、アクト彗星)
・アオバト(占球儀)
・カラス(鴉幀日誌、ニューギニアのマニア)
・トキ(幽玄の惑星)
・サンコウチョウ(あなたは光)
・ヨウム(鳥を握る)
・サギたち(heronverse)
・ドングリキツツキ(ウロツツキ)
・白鷺(白鷺憑姫)
・オウムたち(大移動)
・タチヨタカ(がまぐちぎょろめのグラム・スピナー、アクト彗星)
・アホウドリ(アホウドリ)
・ハクトウワシ(星を胸に抱け)
・鳥たち(とり、の、しんわ、を、つたえ、ます、鳥たちの言葉)
・カタカケフウチョウ(飛び込んで、夏……)
・フキナガシフウチョウ(飛び込んで、夏……、ニューギニアのマニア)
・青鷺(そこにいるのは誰?)
・雀(濡れ雀)
・南国の鳥たち(阿南トマソン)
・フウチョウ科(ニューギニアのマニア)
・フラミンゴ(ピンク色の太陽)
・鳩(鳩造りの工程×2、鳩屍に一生(「鳩のおとむらい 鳩ほがらかアンソロジー」収録)、逆さ鳩)
・卵(開闢)
・アマツバメ(落下と旋回)
・ハシビロコウ(平熱の君)
・ルリツグミ(虹描く羽根)
・エミュー(わたしはエミュー(「異界觀相vol.2」収録))
・ヘビクイワシ(托卵(「異界觀相」収録))
鳥を書く理由はもちろん鳥が好きだからです。鳥が好きな理由は……好きに理由ってないというか、うまく言葉にできません。
プロデビューを念頭に置いており、2021年から本格的に活動しています。現在は公募や新人賞に作品を投稿しています。また、同人誌にも参加しています。
「いつか重力によって奪われたものを取り戻す、そのための暗躍」を標榜する反-重力連盟の連盟員です。
書いたもの
主な受賞歴は下記です。
第2回カモガワ奇想短編グランプリ優秀賞「幽玄の惑星」
書評家・翻訳家・精神科医の鯨井久志さんが主催する小説コンテストです。「奇想」をテーマにした8000字以内の短編小説を対象とした賞で、第1回では「とり、の、しんわ、を、つたえ、ます」で最終候補に、第2回にて「幽玄の惑星」を優秀賞に選んでいただきました。「幽玄の惑星」は佐渡島の朱鷺たちが世阿弥の霊から能を教えてもらい舞い踊るという話で、個人的にもかなり気に入っています。
第3回星々短編小説コンテスト佳作「砂に刻まれるものたちへ」
小説家のほしおさなえさん率いる星々事務局主催の小説コンテストです。「地図」をテーマにした小説を対象とした賞で、1万字部門に応募し、佳作をいただきました。マパピスクと呼ばれる小さな鳥たちが砂上につくりあげた巨大な地図、その研究者の物語をひもときました。文芸誌『星々vol.5』にてお読みいただけます。
その他、惜しくも落選した作品は、Worksにて順次公開しています。
また、文学フリマ東京39にて藤井の作品が6作でました。詳細についてはまた別記事にて書きますが、ここで軽く紹介したいと思います。
改行vol.2「鳥たちの言葉」
やんぐはうす-ヴァース・ノベル研究部会が発行する文芸誌『改行』は、詩と小説のハイブリッドを志向する「ヴァースノベル」を掲載する同人誌です。vol.2に「鳥たちの言葉」を寄稿しています。鳥たちと人間の邂逅を描いたヴァースノベルです。
カモガワGブックスvol.5「幽玄の惑星」
上述した第2回カモガワ奇想短編グランプリにて優秀賞に選ばれたため、SF・海外文学レビュー&評論同人誌『カモガワGブックス』に作品が掲載されます。
星々vol.6「鴉幀日誌」
上述した第3回星々短編小説コンテストにて佳作を受賞した関係で、受賞後一作を書かせていただきました。「本をつくる」がテーマとしてあったので、カラスの死骸から本がつくられる世界の物語を書きました。
圏外通信-転「アクト彗星」
反-重力連盟の機関誌、圏外通信に作品を寄稿しています。今回、自分の好きなように書いたら戯曲になりました。4000年に一度巡り合う彗星たちの物語です。鳥も出てきます。
水平線文庫「あなたは光」
うみべひろたさんの主催する「光」をテーマにした4000字の掌編のコンテストに参加しました。惜しくも受賞は逃したものの、最終選考に残していただきました。サンコウチョウとアイドルの話を書きました。
占球儀「無題」
故永しほるさんの主催する合同詩集『占球儀』に参加しています。ルーレット式おみくじ器に59人の書き手による一行詩を収録した「詩集」です。藤井は90字程度の自由詩を書きました。
また、2021年から2022年にかけて造鳩會というサークルを運営していました。その文芸同人誌『異界觀相』は現在すでに入手が困難ですが、それら2冊に収録した藤井の作品をまとめて本にしたものがあります。
『托卵/わたしはエミュー』
現在は、創元SF短編賞や日本ファンタジーノベル大賞に向けて長編を書いています。
編集したもの
2023年に、故郷を喪失したと自認している書き手を集めた『沈んだ名 故郷喪失アンソロジー』を刊行しました。
故郷喪失アンソロジーについては下記の記事が詳しいです。
全国の独立系書店さんにて買えるほか、BOOTHでも販売しています。Kindleでも読むことができます。
また、2022年には「鳩」をテーマにした掌編を広く募集した『鳩のおとむらい 鳩ほがらかアンソロジー』を刊行しました。
現在は入手困難となっております。
その他の取組み
①西日暮里BOOK APARTMENTさんにて、一箱本棚の棚主をしています(2024年11月現在)。
このように、本棚を1箱借りてそこで好きな本を売ることができる形態の本屋です。この本棚では「鳥の神話」をテーマにした本を集めて置いています。また、月に一度フリーペーパー「鳥の神話新聞」を発行しています。
②週に一度更新のサブスクリプション「鳥の閑話」を書いています。
鳥の閑話については↑の記事が詳しいです。月300円で、週1更新の記事を4〜5本閲覧することができます。主にその週にみた展示や読んだ本、日記などを書いています。
③まったく新しい勉強会を主催しています。
阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』の知見をふまえて論文を書き、同人誌にまとめることを目的に勉強会を主催しています。現在12名の参加があり、本の演習問題を終えて各人が論文作成の準備に取り掛かり始めたところです。成果となる論文をまとめた本については、文学フリマ東京40にて頒布を予定しております。
④シーシャを家でつくっています。
無類のシーシャ(水たばこ)好きです。シーシャはシーシャ屋に行けば吸えますが、それには飽き足らず自宅用にシーシャ一式をそろえて家でもできるようにしました。最近のお気に入りMIXは、グリーンティー×ライチ×アイスです(シーシャはフレーバーを自在にミックスして楽しむことができます)。
⑤タロットリーディングができます。
タロットリーディングができます。他者を占ったこともありますが、今はもっぱら自分について占うことが多いです。友人で占ってほしい方がいらっしゃればお気軽にお申し付けください。
⑥胎界主のファンです。
尾籠憲一によるweb漫画『胎界主』が大好きです。胎界主webオンリー(胎界主の同人イベント)では、これまで二次創作小説集と、胎界主一部に触発されて書いた詩集を頒布しました。小説集は在庫がありますが、詩集は在庫なしです。
また、「まったく新しい勉強会」では胎界主の論文を書く予定です。
SNS等
X・bluesky・fedibird・Instagramにアカウントがあります。そのうちInstagramはほとんど投稿していません。Xはゆっくり撤退していきたい構えです。今後は身内用にはFedibird、より開いた日常アカウントとしてBlueskyを活用していく予定です。
Bluesky:https://bsky.app/profile/hitohitsuji.bsky.social
Fedibird:https://fedibird.com/@hitohitsuji
ご連絡は、上記のSNSか、メールアドレス yo.fujii.hitohitsuji☆gmail.com、またはこのサイトのお問い合わせフォームよりお願いします。同人誌の寄稿のお誘いなど、大大大歓迎です♪(まあ鳥の話ばかり書きますが、鳥の話以外も頼まれれば書けます)
以上、自己紹介でした。よろしくお願いします。
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