【鳥の閑話】10/3〜10/14

Diary日記,鳥の閑話

※この記事は有料サブスクリプション「鳥の閑話」の記事になります。「鳥の閑話」についてはこの記事に詳しいです。月額300円(30日間無料)で閲覧いただけます。単体購入も可能です(記事ごとに100〜200円で設定しています)。

今週あったことや考えたことのまとめです。章立てはこちら。


・頑張って痩せる
・まったく新しい勉強会第3回
・物語創作、最初のトビラ 第2回
・近況
・家シーシャ
・その他

頑張って痩せる

エアロバイク導入! 毎日漕いでます。GLP-1を服用すると、朝食まで30分空けなければならないので必然的にその時間がエアロバイクの時間になります。効率的。アニメを観ながら漕いでいて、これがまた良い感じです。ただし、大抵のアニメは24分くらいで終わるので、30分漕ごうとすると6分くらい暗い画面を観てひたすらバイクを漕ぐ虚無の時間が発生します。でもまあいいんです……。今のところかなり順調で、2kgくらい減りました。まあ始めたばかりなのでこれからどうなるかですね。しかし、毎日有酸素運動をするというのは良さそうです。安いやつですがランニングシューズも買ったのでぼちぼち散歩やランニングもしていきたいです。涼しくなってきましたからね。

まったく新しい勉強会第3回

先週、インターネット接続が心許なかったので延期にしていたのですが、ようやく第3回を開催することができました。第3回は、演習問題④〜⑥を解きました。様々な論文(中にはイントロダクションやアーギュメント・パラグラフなども含まれる)を一文ずつ解析していく練習です。おおまかな分析の方向性はみなまとまってはいるものの、個別に見ていくと違いが出てきて面白いです。どこがパラグラフ・テーゼなのか、そしてそこに向かう過程で議論の抽象度がどのように推移しているか、などに着目して読み進めました。次回は来週、演習問題⑦〜⑧を解きます。

物語創作、最初のトビラ 第2回

アーカイブ視聴しました。講義がボリューミーになった関係で、第2回に向けて提出した課題についての講評は第3回に回されることになりました。今回の講義ではこれまで様々な本で指摘されてきた内容と被るのでメモを公開しておきます。主に、『荒木飛呂彦の漫画術』における物語の構成や、笠原和夫の言うシナリオ骨法の説明などに時間が割かれました。

面白い物語に共通する型
 前回の復習
 物語の型(抽象)×個別要素(具体)
 創作力は3つに分けられる、持ちネタ、理論、実践
絶対的なルールはない
物語のキャラクターはストーリーの中で存在する
物語の基本四大構造
 キャラクター:登場するキャラクター
 ストーリー:物語の展開、あらすじ
 世界観:物語が展開する世界の奥行き
 テーマ:物語を通して描きたいこと
主人公
 視点人物として扱われている場合
 人生の試練を経て自分を鍛えていく人物
 内から外へ、または外から内へ、境界を超える人物
 弱点をつける
敵対者、悪役
 主人公と敵対する存在
 主人公が討伐すべき存在
 主人公側の価値観や倫理とは反する考えを持っている存在
 弱点はなくていいが欠点が必要、弱点→勝負の上での強弱、欠点→人格上、性格上のこと
狂言回し
 物語の内容を説明してくれる人、ギャンブル漫画にいがち、読者の目線に立って物語に誘導してくれる、ワトソン
コミックリリーフ、道化
 しっちゃかめっちゃかにする人
師匠
 主人公を導いてくれる、助けてくれる人
 早めに退場する、好きなように無敵にする
ストーリー、三幕構造
笠原和夫(仁義なき闘い)、シナリオ骨法十箇条
 コロガリ:これから何が始まるのか期待を持たせる、どんな物語なのかを早めに伝える。
 カセ:主人公に背負わされた運命、宿命。主人公の持つ弱点など。こうしたカセをはめられることで、生まれる葛藤やドラマが「アヤ」。適切なカセとアヤがセットされている物語は面白い。
 オタカラ:主人公が手に入れるべきもの、ゴール。
 カタキ:主人公の敵。オタカラを奪い合うライバル。
 サンポウ:主人公が最終決戦に向かう前に決心を固めるシーン。RPGでもドラマでも、最終回や最終決戦の前には、これまでの総括や戦いへの意気込みを語るシーンがある。あれがあることで、最後の盛り上がりが生まれる。明智光秀がサンポウという杯をひっくり返して本能寺へ向かったことから。
 ヤブレ:主人公が一度敗北したり落ちぶれたりすること。
 オリン:感動させるシーン。特にヤブレのあと、立ち直るシーン。昔のドラマでは感動しているシーンでバイオリンがかかっていたことから
 ヤマ:クライマックス。最終決戦。
 オチ:作品の結末。
 オダイモク:作品のテーマ。
世界観
 キャラクターを置いてみたい場所
 歴史、文化、宗教、国家、階級、地形・気候、食べ物、人口、村・町・都市・国、他地域との関係、経済、技術の発展、ファンタジックな存在
 世界観に浸るというのが作品を楽しむ大事な要素になっている
 世界観とはリアリティである、説得力がある
 説得力を担保しているのは要素と要素の結びつき、公理系
 舞台自体にも説得力が要る
網野義彦、ジャレド・ダイアモンド
課題3:走れメロスまたは天空の城ラピュタについて300〜500字程度で要約してください

これですぐ物語がつくれるのであれば簡単なのですが、実際はそうもいきません。その部分については次回以降語られるとのことでした。楽しみです。