細川博昭『大江戸飼い鳥草紙 江戸のペットブーム』感想
細川博昭『大江戸飼い鳥草紙 江戸のペットブーム』(吉川弘文館)

http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b33812.html
読み始め:2023/4/3 読み終わり:2023/4/3
あらすじ・概要江戸時代、大名・旗本(はたもと)、そして庶民の間でも、空前の小鳥ブームが起こった。癒(いや)しと安らぎを求めて小鳥を飼う人、それを商(あきな)う人、あるいは生態を研究して書物にまとめた人や精緻(せいち)な図譜を残した人…。ベストセラー『南総里見八犬伝』の作者滝沢馬琴の日記を手掛りに今と変わらぬ愛鳥家の姿を探り、飼い鳥文化と当時のペットブームの実態を鮮やかに描く。
読んだきっかけ
ぼんやり書きたいなと思っている題材について調べている。
コメント・感想
この著者の本は数冊目なのだが、相変わらず文献の読み解きが丁寧で尊敬する。滝沢馬琴が愛鳥家だったとは知らなかった。思っていた以上に、しっかり江戸の人々が鳥を飼っていた様子がわかり面白かった。とくに花鳥茶屋についてはもっと資料があればなと思う。知りたかったことへの取っ掛かりはつかめたような気がする。
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