【鳥の閑話】2025/03/26〜04/08

Diary日記,鳥の閑話

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あったことや考えたことのまとめです。章立てはこちら。

・タコパやってきた
・FINSPAN
・執筆
・棚からクルーズ
・論文
・胎界主webオンリー
・近況

タコパやってきた

3月30日、翻訳家・精神科医の鯨井久志さんのご自宅にお呼ばれしてタコパをしてきました。

集まったのは7名ほど、私にとって初対面の方もいらっしゃいましたが終始和やかで楽しい会でした。

まずはカクヤスに売っていた謎の青いスパークリングで乾杯。

私はお土産に兵六餅(ボンタンアメの親戚)をあげました。あと、家からデーツと珈琲焼酎を持ってきていました。

はじめは勝手がわからず生地を入れ過ぎてしまい丸くするのが難しかったたこ焼きも……

4回もやってればこの通り、大変上手く&美味くできるようになりました。まあ私はタコ入れてただけで、生地については某編集者の方がずっとつくってくださっていたのですが……。

ズブロッカというジンを初めて飲んだのですが、桜餅みたいな味で美味しかったです。

https://www.zubrowka.jp

会の中盤になり、ドブルというカードゲームをしました。一つの円盤型のカードに複数の絵柄が描かれており、場に出ているカードと自分の手持ちのカードに共通する絵柄を発見し、最初に宣言したものが場のカードを取っていける……を繰り返し最終的に何枚獲得できるか競うというルールでやりました(あとで知ったのですが、あらかじめ配られた自分の手持ちを減らしていくタイプの遊び方もあるらしいです)。シンプルなのにけっこう盛り上がりました。お菓子しか持っていく発想がなかったのですが、たしかに大人数で遊ぶときはボドゲ持ってきておくと盛り上がるな! と発見がありました。私の家にもゲシェンクという比較的大人数でも楽しめるボドゲがあるので、持ってきておけばよかった〜と後悔。

次にitoをやりました。これは、1〜100までの数字が書かれたカードが配られ、お題(たとえば「強そうな能力」「居酒屋のお通しとしてほしいもの」)に合わせて自分の価値観に沿って「その数字に合ったもの(高ければ高いほどお題に合致したものにする)」を宣言していき、全員で数字カードを順番に並べられたら成功! というゲームです。具体的に言うと、たとえば「居酒屋のお通しとしてほしいもの」というお題で自分に「90」のカードが配られたとしたら「お通しで絶対ほしい!」というレベルのお料理、たとえば枝豆などを選び、逆に「34」とか低い数字だったとしたら「お通しでは嫌だな」というレベルのお料理、たとえば焼きおにぎり(それは〆だろ!的な)などを選びます。7人いると一回も成功しない! でもギリギリ1刻みの数字で並べ替えが成功している箇所なども生じたりして盛り上がりました。

そうこうしているうちに夜になり、解散の運びに。

帰り道一緒になったので巨大健造さんと寿司を食べました。緑茶ハイが粉茶でつくられていて、寿司屋やなぁと思いました。ニシンの寿司が美味しかった(写真を撮るタイミングを逃した)。

FINSPAN

さて、やっぱボドゲって楽しいな〜となり、かねてから気になっていたボドゲを買い、友人らを家に招待して遊ぶ会を4月5日にやりました。

じゃじゃん、FINSPANです。同じ会社からWINGSPANという鳥類の楽園をつくるボドゲが出ているのですが(私はこれも大好きでSwitch版を300時間プレイしています)、その会社が新たにつくったのがこのFINSPAN。今度は「ダイビングをして魚たちを発見していく」というコンセプトのようです(ちなみに日本語版はないですが、これのドラゴン版であるWYRMSPANなども存在します)。

プレイしている様子がこちらです。ごちゃごちゃで何がなんだか! でもこのゲーム、相当面白いです。WINGSPANで複雑だった部分がすべて改良され、非常に遊びやすくなっています。何より魚のイラストがとても素敵です(この会社のボドゲはどれもグラフィックが綺麗です)。プレイヤーは、4ラウンド×6ターンの行動をして、自身の海底を豊かに発見していきます。最終的に、プレイ(ボードに魚を置くこと、魚が発見されたことを意味する)された魚の素点や、卵がいくつあるか、群れがどれくらいできたか、ボーナス条件やラウンド条件をどのくらい達成できたか、などで点数を計算し、最も高い点数をたたき出したプレイヤーが勝者となります。プレイヤーは一度のターンに、魚をプレイするか、ダイビングをするかを選択していき、ゲームが進みます。魚をプレイする場合はコスト(たとえば手札を捨てたりボードにある卵を除去したり)を払って魚をボード上に置きます。魚は単純に素点を持っているのでたくさん置いたほうがいいですし、魚によってはダイビング時に起動される特別な効果を持っている種類や、ゲーム終了時に特別な効果を発揮する種類がいるので、どんどんやったほうがいいアクションです。ダイビングは、魚のカードを獲得するためのもの、産卵をする(ボード上の魚が卵を産む)ためのもの、卵を孵化させるためのもの、の3種類があり、どれかを選んでダイブします。浅瀬から深海へとダイブしていく過程で、魚たちが起動時効果を持っていた場合はそれらを実行しつつ、カードを得たり、卵を産んだり、卵を孵化させて幼魚にしたりします(幼魚は3匹集めると群れとなり、群れは素点が6点と高いので孵化させることも重要な要素になってきます)。それらを繰り返して、ゲーム終了です。字面だけでどの程度伝わるか謎なのですが、運要素と戦略要素とが上手く噛みあっていて楽しいです。一つ難点をあげるとすれば、ボードがめちゃくちゃ幅を取ることくらいでしょうか。4人でプレイするのに、こたつ&横付けした小テーブルが必要でした。まあこれは仕方がない側面もありますが。浅瀬にしか置けない魚、深海にしか置けない魚などがいたり、魚を捕食する魚がいたり(体長が大きい魚は体長の小さい魚を捕食できます)、特定の条件を満たすとボーナス得点をもらえる魚がいたり(たとえば、カクレクマノミはゲーム終了時に幼魚×2を携えていれば+3点がもらえます)、なかなか練られています。現在、在庫切れで中古のみで販売(だいたい7〜8千円程度)なのですが、気になった方はぜひ買って遊んでみるか、ボドゲカフェなどで探してみてくださいね。ボドゲはやらないんだよなという方には、WINGSPAN(鳥を集めるゲーム)のSwitch版なんかもおすすめです。ちょっと操作が独特ですが、ハマるとずっとやってしまいます。

執筆

小説の進捗はありません。もっぱら論文(後述)の執筆に追われていました。また、3月末に数年連絡をとっていなかった後輩から突然「3/31に賞に出すので小説を見てほしい」と頼まれてそこそこの量のテキストを読み込んだりしていて、3月末はなにかとばたばたしていました。人に小説の下読みを頼む場合は時間に余裕をもって頼みましょう……自戒も込めて。

https://monogatary.com/notification/notice/397598

1月に応募していた、第2回GOAT×monogatary.com 文学賞の二次選考の結果が出ていました。無事、二次選考を突破したようです。ありがとうございます。

また、最終選考作品が決定する選考会の模様を、小学館文芸編集室のポッドキャスト「本の窓」にて順次公開していきます。今回、二次選考に選出された59作品を、前編・中編・後編の3部構成で、1作品ずつ選評していく内容になっています。また、後編では、最終選考作品が決定する模様もお届けいたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

とのことで、選評を確定でいただけるようです。これは嬉しいですね。最終候補になれるかどうかは、4月17日に判明するようです。ここまで来たからには行ってほしいな〜と思います。

投稿した作品は、下記リンク先から読むことができます。

https://monogatary.com/story/500261

『ぱきゃっ』というタイトルの5千字程度の掌編です。ぜひ読んでみてくださいね。